医師の働き方改革とは?
これまでの医療現場は、医師の長時間労働により支えられてきました。今後、医療の高度化、少子化に伴う医療の担い手の減少が進む中で、医師1名あたりに対する負担がさらに増加することが予想されています。
こうした中、医師が健康的に働き続けることのできる環境を整備することは、医師の皆さんにとっても、患者様にとっても、医療の質・安全を確保し持続可能な医療提供体制を維持していくという意味で、とても重要であると考えられます。
そのため、地域医療提供体制の改革や、医療機関における医師の働き方改革に取り組む必要があります。
【現状】
@医師の長時間労働 病院常勤勤務医の約4割が年960時間超、約1割が年1,860時間超の時間外・休日労働
特に救急、産婦人科、外科や若手の医師は長時間の傾向が強い
A労務管理が不十分 36協定が未締結や、客観的な時間管理が行われていない医療機関も存在
B業務が医師に集中
患者への病状説明や血圧測定、記録作成なども医師が担当
B業務が医師に集中
患者への病状説明や血圧測定、記録作成なども医師が担当
【目指す姿】
労務管理の徹底、労働時間の短縮により医師の健康を確保する
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全ての医療専門職それぞれが、自らの能力を活かし、より能動的に対応できるようにする
⇓
質・安全が確保された医療を持続可能な形で患者に提供
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全ての医療専門職それぞれが、自らの能力を活かし、より能動的に対応できるようにする
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質・安全が確保された医療を持続可能な形で患者に提供
対策
長時間労働を生む構造的な問題への取組
・医療施設の最適配置の推進(地域医療構想・外来機能の明確化)・地域間・診療科間の医師偏在の是正
・国民の理解と協力に基づく適切な受診の推進
医療機関内での医師の働き方改革の推進
・適切な労務管理の推進・タスクシフト/シェアの推進(業務範囲の拡大・明確化)→一部、法改正で対応
<行政による支援>
・医療勤務環境改善支援センターを通じた支援
・経営層の意識改革(講習会等)
・医師への周知啓発 等
時間外労働の上限規制と健康確保措置の適用(2024.4〜)→法改正で対応
【地域医療等の確保】
医療機関が医師の労働時間短縮計画の案を作成
⇓
医療機関が医師の労働時間短縮計画の案を作成
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評価センターが評価
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都道府県知事が指定
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医療機関が計画に基づく取組を実施
【医師の健康確保】
面接指導:健康状態を医師がチェック
面接指導:健康状態を医師がチェック
休息時間の確保:連続勤務時間制限と勤務間インターバル規制(または代償休息)
【特徴@】医療分野に強い立川の社労士
【特徴A】予防から改善、運用まで
【特徴B】現場に入り、ワンストップサポート
労務管理にお困りの病院、クリニックの皆様はお気軽お問い合わせください!現在顧問先様の約3割がクリニック・医院です。クリニックで実際勤務経験
のあるスタッフも在籍しており、様々な事例を基にサポートいたします!
【特徴A】予防から改善、運用まで
人事労務トラブルの問題が顕在化する前から予防策を提案し、すでにある問
題にも改善提案から運用まで実行サポートいたします!
【特徴B】現場に入り、ワンストップサポート
従業員の個別対応(各種休業対応や面談)、開業サポート、採用などの人事
サポートまで現場での対応も承ります!