型枠解体作業での労災かくしで建設会社らを書類送検(東京都世田谷区)
渋谷労働基準監督署は、建設会社及び同社の取締役を労働安全衛生法違反の容疑で、東京地方検察庁へ書類送検した。
<事件の概要>
被疑会社は、建築工事の型枠解体を請け負う建設工事業者であるが、平成20年9月25日、東京都世田谷区の大学校舎新築工事現場において、型枠解体作業中、労働者の膝に釘が刺さる災害を発生させた。
当該労働者は12日間休業したが、被疑会社は、労働者死傷病報告書を、遅滞なく、所轄労働基準監督署長に提出しなかったもの。