クレーン無許可製造で書類送検(神奈川県厚木市)
東京労働局長は、クレーン製造リース会社及び同社代表取締役を労働安全衛生法違反容疑で東京地方検察庁に書類送検した。
<事件の概要>
被疑会社はクレーンの製造許可を受けずに、平成21年6月、神奈川県厚木市内にある同社工場において、つり上げ荷重3トン以上の天井クレーンを製造した。
その後、被疑会社は目黒区内の道路建設工事現場に当該クレーンを設置するに当たり、他社の製造許可書の写しを添付して所轄の品川労働基準監督署にクレーン設置届を提出した。
なお、同署の検査担当官が落成検査を実施した際に、クレーンの巻上機の調整不良等が原因でつり荷が落下する事故が発生している。
また、被疑会社は専門業者であるにもかかわらず、無許可で製造を繰り返していたものである。