高所作業中の労働者が墜落し重傷を負わせた事業者を書類送検(東京都町田市)
八王子労働基準監督署町田支署長は、建築工事会社及び同社の現場職長を労働安全衛生法違反容疑で東京地方検察庁立川支部に書類送検した。
<事件の概要>
平成21年8月、東京都町田市内の平屋建て建物改修工事現場で、現場職長が、労働者に建物の屋根の庇を作業床として使用させて廃材を地上に下ろす作業を行わせていた。庇の端部は地上からの高さが335センチメートルあり、作業の性質上手すり等を設けることが著しく困難であることから、労働者に安全帯を使用させる等墜落による危険を防止するための措置を講じなければならなかったのに、何ら墜落防止措置を講じないまま作業をさせた結果、労働者が作業中に庇の端部から墜落し重傷を負ったものである。