墜落死亡事故で書類送検
三鷹労働基準監督署は、解体工事会社と同社の現場責任者を労働安全衛生法違反の容疑で、東京地方検察庁立川支部に書類送検した。
<事件の概要>
平成22年5月28日、東京都三鷹市内の木造2階建住宅の解体工事現場において、飛散防止用シートを張るための単管支柱の組立作業に従事していた労働者が高さ3.4メートルの単管上からコンクリート面に墜落し、同年6月7日に死亡する災害が発生した。
捜査の結果、労働安全衛生法では、高さ2メートル以上の箇所で作業を行う場合には、足場を組み立てる等の墜落防止措置を講じなければならないのに、同社の現場責任者は、当該措置講じることなく、労働者に作業をさせていたことが判明した。