労働者が下水道工事中に土砂崩壊により死亡した災害で書類送検
青梅労働基準監督署は、下水道工事会社と同代表取締役を、労働安全衛生法違反容疑で、東京地方検察庁立川支部へ書類送検した。
<事件の概要>
平成24年2月23日に、東京都青梅市内の下水道工事現場において、深さ3メートルの掘削溝内で作業をしていた労働者が、土砂崩壊により死亡するという労働災害が発生した。
捜査の結果、地山の崩壊の危険があったにもかかわらず、土止め支保工を設ける等の危険防止措置を講じていなかったことが判明した。(※土止め支保工:地下を掘削する場合に周辺地盤の崩壊を防止するため、土圧・水圧を受ける壁やこれを支える部材で構成される仮設物)