資源ごみ回収作業中に貨物自動車の荷台から墜落・死亡した災害で回収業者と関係者を書類送検
中央労働基準監督署は、中央区内の資源ごみ回収作業において発生した労働災害について、回収業者と代表取締役を労働安全衛生法違反の容疑で、東京地方検察庁へ書類送検した。
<事件の概要>
平成23年10月24日に、東京都中央区内の路上で、貨物自動車の荷台に労働者を乗せて資源ごみ回収作業を行っていたところ、この労働者が荷台から墜落し、死亡する災害が発生した。
捜査の結果、荷台にあおりのある貨物自動車の荷台に労働者を乗車させて走行させる場合において、荷台に乗車させる労働者に、あおりを確実に閉じさせなければならなかったのにこれを行わず、荷台の後部のあおりを開けた状態で走行させたことが判明した。