死傷病報告の虚偽報告で書類送検
東京労働局は、建設業者及び同社代表取締役を労働安全衛生法違反の容疑で、東京地方検察庁に書類送検した。
<事件の概要>
平成22年2月3日に、東京都文京区内の民間ビル新築工事において、植栽用ピット内に入ろうとした下請事業者の労働者が、じん帯を損傷し、休業4日以上を要する労働災害が発生した。
捜査の結果、下請事業者の代表取締役は、上記工事現場で発生した労働災害について、「自社の資材置場で負傷した。」旨の虚偽の内容を記載した労働者死傷病報告書を労働基準監督署長に提出したことが判明した。