時間外労働割増賃金不払で書類送検
立川労働基準監督署は、リネンサプライ業者及び代表取締役を労働基準法違反の容疑で、東京地方検察庁立川支部に書類送検した。
<事件の概要>
リネンサプライ業を営むA社は、平成23年6月16日から同年7月15日までの間、労働者9名に対し、同年7月16日から同年8月15日までの間、労働者7名に対し、法定の労働時間を延長して労働させたにもかかわらず、通常の労働時間の賃金の2割5分以上の率で計算した割増賃金、合計298万円を支払わなかったもの。
平成23年10月、立川労働基準監督署では、同社に対して臨検監督を実施し、残業代の支払について文書で是正を勧告したところ、同社代表取締役は「再計算のうえ支払った。」旨の是正報告書を立川労働基準監督署に提出したが、立川労働基準監督署が確認したところ、同社は残業代をまったく支払っておらず、虚偽の是正報告を行ったことが判明した。