ドラグ・ショベルを用いた荷のつり上げ作業中の死亡災害で書類送検
中央労働基準監督署は、土木工事業者と同社現場代理人を労働安全衛生法違反の容疑で、東京地方検察庁に書類送検した。
<事件の概要>
平成23年10月1日に、東京都青ヶ島村の土木工事現場において、ドラグ・ショベルを用いた荷のつり上げ作業中、荷台上でつり荷のフック掛け作業を行っていた労働者がつり上げた荷(1tの砂利袋)とダンプ運転者背面との間に挟まれ、その後死亡する災害が発生した。
捜査の結果、つり上げた荷との接触により労働者に危険が生ずるおそれのある箇所に労働者を立ち入らせない措置を講じていなかったことが判明した。