賃金不払で書類送検
中央労働基準監督署は、コンピューターシステム開発会社と同社の実質的な経営者である採用責任者を最低賃金法違反の容疑で、東京地方検察庁に書類送検した。
<事件の概要>
平成21年3月の大学卒業者9名に対し、入社式後もシステムエンジニア養成研修を義務付けていたにもかかわらず、同年3月27日から同年5月28日までの間、賃金合計約48万円(東京都最低賃金 時間給766円)を所定支払日に支払わなかったもの。
同署の是正指導に対し、同社は、研修期間中は労働契約が成立していないことを理由に改善しなかった。