労基署による送検事例(231101)
労基署による送検事例(231101)

エレベーターによる死亡事故で書類送検


 東京労働局は、大手総合建設会社と同社の作業所長を労働安全衛生法違反の容疑で、東京地方検察庁に書類送検した。


<事件の概要>
 平成23年1月8日、東京都中野区内の30階建ビルにおいて、エレベーターのブラケット(エレベーターの搬器及びカウンターウェイトを支える部材)の修繕工事中、1次下請の鳶工が23階付近で足場を組み立てていたところ、2次下請のエレベーター運転作業員が1階から15階までエレベーターを上昇させ、そのカウンターウェイト(約4トンのおもり)が下降したため、鳶工に激突し、死亡する災害が発生した。

 捜査の結果、同社の作業所長は、元請事業者として下請事業者間の連絡調整義務を果たしていなかったことが判明した。

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