労働者に違法な時間外労働を行わせ、労働基準監督官に虚偽の報告をした道路貨物運送業者らを書類送検(東京都青梅市)
青梅労働基準監督署は、道路貨物運送業者及び同社代表取締役らを労働基準法等違反の容疑で東京地方検察庁立川支部に書類送検した。
<事件の概要>
被疑会社の代表取締役及び取締役は、共謀の上、時間外労働協定を監督署長に届け出るに当たり、労働者代表を選挙等の方法によらず指名して協定を締結し、労働者4名に対し、平成21年8月1日から平成21年10月31日までの間、1週間について40時間を超えて、延べ36回にわたり、55分から最大52時間15分の時間外労働をさせ、また、1日について8時間を超えて、延べ177時間にわたり、5分から最大12時間15分の時間外労働をさせたものである。
さらに、同署の労働基準監督官が被疑会社を臨検し、自動車運転者の労働時間に係る運転日報等の提出を求めたところ、虚偽の内容が記載された運転日報等を提出したことが判明したものである。