労働基準監督官に虚偽の報告を行い、公金を搾取しようとした写真業者らを書類送検
亀戸労働基準監督署長は、写真業者及び同社代表者を労働基準法違反容疑で東京地方検察庁に書類送検した。
<事件の概要>
平成21年9月、亀戸労働基準監督署の労働基準監督官が賃金未払の申告処理に当たり、被疑者に対し全労働者の賃金未払の状況等について報告を求めたところ、被疑者は同月末に同監督官に対し、実際の金額より水増した虚偽の未払賃金一覧表などを提出したもの。
捜査の結果、被疑者は被疑会社が事実上事業活動が停止していたことから、労働者と事前に謀議し、「賃金の支払いの確保等に関する法律」に基づく未払賃金の立替払の申請を同労働者に水増した虚偽の金額で行わせ、公金を搾取することを計画していたことが判明した。