はしごから墜落の死亡災害で書類送検(東京都八王子市)
八王子労働基準監督署は、塗装業者及び同社取締役を労働安全衛生法違反容疑で、東京地方検察庁八王子支部に書類送検した。
<事件の概要>
平成21年1月、東京都八王子市内の同社工場において、同者の労働者が高さ2.4メートルの機械設備に立てかけた梯子を降りる際に、はしごの脚部が滑ってはしごが外れるとともに墜落し、コンクリート床に頭部を強打して死亡した。
被疑者は、労働者にはしごを使用させるときはすべり止め装置などのはしごの転位防止の措置を講じなければならないのに、当該措置を講じなかったものである。