墜落災害で書類送検(東京都港区)
三田労働基準監督署は、建設業を営む元請業者、同社現場代理人及び3次下請個人事業者を労働安全衛生法違反容疑で、東京地方検察庁に書類送検した。
<事件の概要>
平成20年8月、東京都港区内の中学校改修工事現場内で、屋上にあるエレベータ機械室の塔屋の周囲に設けられた単管足場を関係請負人である第3次下請の労働者が使用していたところ、同労働者が同足場を昇降中に墜落し重傷を負った。
被疑者らは、当該塔屋の高さが1.5メートルを超えていたのであるから安全に昇降するための設備を設けなければならなかったのに、当該措置を講じなかったものである。