金属加工会社らを「労災かくし」で書類送検
池袋労働基準監督署は、金属の切断加工・梱包業者の会社及び同社の相談役と取締役兼製造部門担当部長を労働安全衛生法違反の容疑で、東京地方検察庁に書類送検した。
<事件の概要>
平成22年1月10日に、東京都板橋区内所在の同社本社工場において、同社の労働者が作業中に、走行してきた門形クレーンと安全柵の間に左脚をはさまれ、骨折・靭帯損傷の傷害を負い、65日間休業した。しかし、同社の当時の代表取締役社長と同社の取締役兼製造部門担当部長は共謀し、労働災害を隠す目的で労働者死傷病報告を遅滞なく提出しなかった。