開口部からの墜落死亡災害で建築請負業者を書類送検(東京都港区)
三田労働基準監督署長は、建築請負業者及び同社代表取締役を労働安全衛生法違反容疑で東京地方検察庁に書類送検した。
<事件の概要>
平成21年7月、東京都港区内の木造2階建て建物の改修工事現場において、労働者に2階屋内の内装工事を行わせるに当たり、作業箇所の床面には既存の階段を撤去した後の開口部(1階床面からの高さ3メートル)があり、墜落により労働者に危険を及ぼすおそれがあったにもかかわらず、手すり等を設けないまま作業を行わせた結果、労働者が開口部から1階床に墜落して死亡する災害が発生したものである。