トラック運転手を長時間労働させた疑いで書類送検(神奈川県秦野市)
立川労働基準監督署は、道路貨物運送業者及び同社代表取締役を労働基準法違反容疑で、東京地方検察庁立川支部に書類送検した。
<事件の概要>
平成20年11月13日午前6時頃、神奈川県秦野市内の道路上において、被疑会社のトラックが信号待ちをしていた車両に追突し、1名が死亡し5名が負傷する交通事故が発生した。
捜査したところ、被疑者は労働基準法第36条に基づく時間外労働に関する協定を締結する等、法定の除外事由がないにもかかわらず、同トラック運転手に対し事故直前の同年11月4日から同年11月12日までの間、労働基準法第32条に定める法定労働時間である1週40時間を超え、1日当たり最低5時間15分、最高9時間22分の時間外労働を行わせていたことが判明した。