「労災かくし」をした事業者を労働安全衛生法違反で書類送検(神奈川県横浜市)
青梅労働基準監督署は、道路貨物運送業者及び同社代表取締役らを労働安全衛生法違反容疑で、東京地方検察庁立川支部に書類送検した。
<事件の概要>
平成21年2月、神奈川県横浜市内で、労働者が荷積み作業中に被災し、左足舟状骨骨折等の負傷により休業49日に至る労働災害が発生した。
この事故は、実際には付近で同様に荷積み作業を行っていた取引先の積載車から車輪止めが飛来して激突したことにより発生した加害事故であったのに、代表取締役及び取締役は共謀の上、労働者死傷病報告に積載車の荷台から転落して発生した自損事故であった旨の虚偽内容を記載して、同署に報告したものである。