丸のこ盤の歯に安全カバーを設けなかった木製家具製造業者らを書類送検(東京都青梅市)
青梅労働基準監督署は、木製家具製造業者及び同社代表者を労働安全衛生法違反容疑で、東京地方検察庁立川支部に書類送検した。
<事件の概要>
平成21年3月、同署の労働基準監督官が労働災害の発生状況の調査のため被疑会社を臨検監督したところ、木材加工用丸のこ盤の歯の接触予防装置を設けず作業を行っているのを現認したので、使用停止を命じた。
その後違反状態が是正されたのを確認し同命令を解除した。
被疑会社は、解除の翌日に歯の接触予防装置を使用せず労働者に作業させ、左手拇指切断の労働災害を発生させていたことが判明し、同年5月に再度臨検監督を実施したところ、歯の接触予防装置を設けず作業させているのを確認したものである。